酒田港の平成26年取扱全貨物量は、火力発電所の発電設備の定期点検停止期間が増えたことに伴い、燃料となる石炭の取扱が減少し、昨年より413,545トン減の3,382,116トン(前年比89.1%)となりました。
取扱全貨物量は減ったものの、国際定期コンテナ航路の貨物量は、港湾機能の強化、国際定期コンテナ航路の週3便化、花王株式会社酒田工場の増設などにより、輸出が6,933TEU※1(前年比273.2%)、輸入が6,866TEU(前年比130.6%)、輸出入合計が13,799TEU(前年比177.0%)といずれも過去最高となりました。
酒田港の特徴であるリサイクル関係の貨物量※2は、石炭の取扱減少により石炭灰の発生も減少したことなどが影響し503,863トン(前年比94.0%)となりましたが、昨年に引続き50万トンを超える水準を維持しました。
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TEU:20フィートコンテナ換算のコンテナ取扱個数の単位。40フィートコンテナ1個は2TEU。 |
※2 |
平成15年に酒田港は、国土交通省から、生産や消費活動で排出されたものの輸送の拠点となる総合静脈物流拠点港(リサイクルポート)の指定を受けた。 |
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